酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

2019-03-16から1日間の記事一覧

岡山県高梁市 支那そば【味屋食堂】

岡山県高梁市の【味屋食堂】 「支那そば」という言葉をご存じだろうか。 今では死語となっているかと思われる言い方だが,私が子どもの頃にはいわゆる「ラーメン」のことを「支那そば」と呼んでいた。戦後「支那そば」という名称で広まった大衆食堂のラーメ…

塚本邦雄 第3歌集『日本人霊歌』

第3歌集『日本人霊歌』昭和33年10月31日(四季書房)B6角背 カバー附160頁 帯元より無し挿画:勝呂忠 定価250円本文組:3首/頁(1首2行 20字/行) 大阪市の「浪速書林」が発行する「浪速書林古書目録」から入手したものである。 カバーにまで痛みのない「美…

打ち水

夏の夕暮れ…。 玄関先に打ち水をする光景を見かけなくなって久しい。気化熱の原理など知らなかったが打ち水をするとなんとなく涼しくなって行くのを感じることができた。たいてい祖母か母が打ち水をしていたところをみると女の仕事だったのだろう。 男の仕事…

井戸

子どもの頃家には井戸から水をくみ上げるための手動ポンプがあった。 町には上水道が普及しはじめた頃で飲料用には上水道の水を,洗濯や風呂には井戸の水をというように上水道の水と井戸水とを併用していた。 母の里の田舎にはまだ上水道がなかった。裏庭に…