酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『柔』美空ひばり

【今日の一枚】
『柔』美空ひばり
1964年11月20日リリース(日本コロムビア

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美空ひばり」の211枚目のシングルである。
この曲で,1965年の「第7回日本レコード大賞」を受賞している。
作詞を「関沢新一」が,作曲を「古賀政男」が担当している。

初めて柔道が正式競技に採用された1964年開催の「東京オリンピック」ともあいまって,翌1965年にかけて爆発的にヒットした。

発売から半年足らずで180万枚以上を売り上げる大ヒットとなったが,これは「美空ひばり」の全シングルの中で当時,最高売り上げ記録であった。

NHK紅白歌合戦』に1964年の「第15回NHK紅白歌合戦」,翌1965年の「第16回NHK紅白歌合戦」と2年続けて表題曲で出場し,どちらも紅組トリを務めている。

小学校に上がる前のヒット曲である。
2年連続「NHK紅白歌合戦」で,この曲を歌ったということから見ても,この曲の大ヒット振りが伺える。

歌詞の冒頭のひと言「勝つと思うな 思えば負けよ」は小学生にもわかりやすいフレーズで,何かにつけて勝負する前にはこのフレーズを口遊んでいたように思う。

このレコードは,もちろん私が購入してと言う記憶はないし,リリース年から見ても不可能である。

おそらく父か母が買ったレコードが紛れ込んで,私の手元にあるものだと思うが,今聴いても当時を思い出し,懐かしい気持ちにさせられる一曲である。