酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『別れのサンバ』長谷川きよし

【今日の一枚】『別れのサンバ』長谷川きよし1969年7月25日リリース(フィリップス・レコード) 「長谷川きよし」は,緑内障のため2歳半で失明した全盲のシンガーソングライターであり,『別れのサンバ』は,そのデビューシングルである。 中学生の頃,初め…

『ひらけ!チューリップ』間寛平

【今日の一枚】『ひらけ!チューリップ』間寛平1975年8月25日リリース(徳間音楽工業) 『ひらけ!チューリップ』は,日本のお笑いタレント「間寛平」の歌唱による,パチンコを題材としたコミックソングである。 私が物心ついた昭和の中頃は,パチンコ屋に自…

『バラが咲いた』マイク真木

【今日の一枚】『バラが咲いた』マイク真木1966年4月5日リリース( フィリップス・レコード) 『バラが咲いた』は,浜口庫之助が,サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』の薔薇をテーマにした一節からモチーフを得て作詞・作曲したと言われている。 この…

『20歳のめぐり逢い』シグナル

【今日の一枚】『20歳のめぐり逢い』シグナル1975年9月21日リリース(ポリドール) 「シグナル」は,ポリドールから『20歳のめぐり逢い』リリースと同時にでデビューしたフォークグループである。 『20歳のめぐり逢い』は,オリコンチャートにおいて週間最高…

『出発(たびだち)の歌 ~失なわれた時を求めて~』上條恒彦+六文銭

【今日の一枚】『出発(たびだち)の歌 ~失なわれた時を求めて~』上條恒彦+六文銭1971年11月(日付不明)リリース(キングレコード) 1971年,ヤマハ音楽振興会主催「第ニ回世界歌謡祭」のグランプリ受賞曲である。同年,シングルレコードとして発売され…

『四季の歌』芹洋子

【今日の一枚】『四季の歌』芹洋子1976年8月21日リリース(キングレコード) 『四季の歌』といえば,1976年にリリースされ,80万枚のヒットとなった「芹洋子」版が一番知られているだろう。しかし,実はその4年前に,「いぬいゆみ」版と「片山知子」版の『…

『もずが枯れ木で』(B面『お父帰れや』)岡林信康

【今日の一枚】『もずが枯れ木で』(B面『お父帰れや』)岡林信康1971年6月5日リリース(日本ビクター) A面『もずが枯れ木で』,B面『お父帰れや』とも,「岡林信康」自身が作詞・作曲した楽曲ではないが,いずれも「岡林信康」の代表曲であり,A面・B面と…

『初恋』村下孝蔵

【今日の一枚】『初恋』村下孝蔵1983年2月25日リリース(CBSソニー) 『初恋』は,総計約53万枚を売り上げ,村下孝蔵の最大のヒット曲である。 シングル盤のジャケットは当初,村下孝蔵の横顔の写真であったのだが,途中から現在アルバムの『初恋-浅き夢み…

『貴船川』きくち寛

【今日の一枚】『貴船川』きくち寛1980年1月(日付不明)リリース(クラウン) 「きくち寛」というフォークシンガーをご存じだろうか。 1976年キングレコードよりデビューし、1980年日本クラウン移籍して以来40年以上のキャリアを持ち活動は多岐にわたる。 …

『A面で恋をして』『さらばシベリア鉄道』ナイアガラ・トライアングル 大滝詠一

【今日の一枚】『A面で恋をして』『さらばシベリア鉄道』ナイアガラ・トライアングル 大滝詠一1981年10月21日リリース(NIAGARA CBSソニー) 『さらばシベリア鉄道』は,アルバム『A LONG VACATION』からのシングル・カット曲で,ナイアガラ・トライアングル…

『それで自由になったのかい』(B面『手紙』)岡林信康

【今日の一枚】『それで自由になったのかい』(B面『手紙』)岡林信康1970年5月(日付不明)リリース(URCレコード) 岡林信康の楽曲『手紙』は,収録曲の順番を変えて2回発売されている。 1970年5月発売のシングルは,A面が『それで自由になったのかい』で…

『忍冬(すいかずら)』すいかずら

【今日の一枚】『忍冬(すいかずら)』すいかずら1977年12月日付不明(トリオレコード) 一曲の大ヒットを残して,後が続かず消えていったフォークグループは多い。 今でも記憶の片隅に残る名曲『ロードショー』を残して消えていった「古時計」と,『水色の…

『虹と雪のバラード』トワ・エ・モア

【今日の一枚】『虹と雪のバラード』トワ・エ・モア1971年8月25日リリース(東芝音楽工業) 1972年2月に開催された1972年「札幌オリンピック」のテーマソングである。 小学生の頃,テレビから流れるこの曲を聴きながら,札幌オリンピック開催を心待ちにして…

『葛飾にバッタを見た』なぎら健壱

【今日の一枚】『葛飾にバッタを見た』なぎら健壱1974年8月10日リリース(エレックレコード) 『悲惨な戦い』の約半年後にリリースされた「なぎら健壱」の2枚目のシングルである。 「なぎら健壱」を知ったのは,高校生になってからだった。初めて聴いたのは…

『恋の季節』ピンキーとキラーズ

【今日の一枚】『恋の季節』ピンキーとキラーズ1968年7月20日リリース(キングレコード) 「ピンキーとキラーズ」のデビューシングルである。当時,ピンキーこと今陽子は16歳であった。ジャケットの笑顔が初々しい。 『恋の季節』は,発売直後からヒットを記…

『路面電車』シティ・クラフト

【今日の一枚】『路面電車』シティ・クラフト1978年1月25日リリース(RCA) 高校生の時に初めて,深夜ラジオから流れるこの曲を聞いた。路面電車の別れを歌った歌詞が新鮮だった。 曲の中で繰り返される「路面電車が走る…走る」というフレーズが印象的なので…

『手紙』岡林信康

【今日の一枚】『手紙』岡林信康1971年4月25日リリース(URCレコード) 「手紙」は,おじいさんから店をもらって二人一緒に暮らすはずが,部落差別が理由で結婚を断られるという女性視点の歌。中島一子という被差別部落出身者の遺書を元に,岡林が作詞してで…

『バス通り』甲斐バンド

【今日の一枚】『バス通り』甲斐バンド1974年11月4日リリース(東芝EMI) 甲斐バンドのデビューシングルである。 中学生の頃,この曲を聴いて,この曲に描かれた場面に憧れたものだ。別れの歌であるということはさておいて…。曲の冒頭の…。 鞄を下げて目の前…

『学校の先生』坂上二郎

【今日の一枚】『学校の先生』坂上二郎1974年11月1日リリース(CBSソニー) 「コント55号」坂上二郎の3枚目のシングルである。オリコン最高位8位,総計約30万枚を売り上げた大ヒット曲である。 中学生の頃,テレビから流れるこの曲を聴いて,教師という職業…

『カレーライス』遠藤賢司

【今日の一枚】『カレーライス』遠藤賢司1972年2月日付不明(ポリドール) 遠藤賢司の3枚目のシングルである。 1971年,ポリドールから2ndアルバム『満足できるかな』を発表。本作収録曲の「カレーライス」がシングルカットされ,10万枚のヒットとなった。 …

『心の旅』チューリップ

【今日の一枚】『心の旅』チューリップ1973年4月20日リリース(東芝音楽工業) 伝説のフォーク・ロックグループ「チューリップ」の3枚目のシングルである。 デビューからシングル2枚・アルバム2枚を出したがヒットせず、この曲がが売れなかったら、地元福岡…

『時には母のない子のように』カルメン・マキ

【今日の一枚】『時には母のない子のように』カルメン・マキ1969年2月21日リリース(CBSソニー) 『時には母のない子のように』は,寺山修司が主宰する劇団「天井桟敷」に新人女優として入団したカルメン・マキのデビュー曲として企画され,CBSソニーからリ…

『いちご白書をもう一度』バンバン

【今日の一枚】『いちご白書をもう一度』バンバン1975年8月1日リリース(CBSソニー) この一曲の大ヒット曲を残して消えていったフォークグループ「バンバン」がリリースした5枚目のシングル曲である。 「バンバン」としては唯一のオリコン1位を獲得し,年間…

『山谷ブルース』(B面『友よ』)岡林信康

【今日の一枚】『山谷ブルース』(B面『友よ』)岡林信康1968年9月25日リリース(日本ビクター) 岡林信康の苦難の生き様の中から生まれたフォークソングの名曲であり,フォークソングの源流を作った曲の一つと言える「バイブル」のような一曲である。 『山…

『愛と死をみつめて』青山和子

【今日の一枚】『愛と死をみつめて』青山和子1964年7月5日リリース(日本コロムビア) こんなレコードがあった。 年代から見て,私が小学校に上がる前のリリースである。このレコードが何故手元にあるのか全く記憶にはないが,曲の出だしのメロディーと歌詞…

『鳥の詩』杉田かおる

【今日の一枚】『鳥の詩』杉田かおる1981年6月21日リリース(ラジオシティレコード) 1972年10月4日から1973年9月19日までの,日本テレビ系列で放送されたホームドラマ「パパと呼ばないで」で「チー坊」役を演じて大ブレイクした,杉田かおるの大ヒット曲で…

『ブスにもブスの生き方がある』まりちゃんズ

【今日の一枚】『ブスにもブスの生き方がある』まりちゃんズ1974年(月日不明)リリース(エレックレコード) 「まりちゃんズ」というフォークグループ(?)を耳にしたことがありますか? 1974年,「ブスにもブスの生き方がある」という楽曲でフォークコン…

『受験生ブルース』高石ともや

【今日の一枚】『受験生ブルース』高石ともや1968年2月25日リリース(ビクター) この曲がリリースされた1968年と言えば,ザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』が一世を風靡していた頃である。 灰色の受験生活をあくまでも自虐的に歌った内…

『ハチのムサシは死んだのさ』平田隆夫とセルスターズ

【今日の一枚】『ハチのムサシは死んだのさ』平田隆夫とセルスターズ1972年2月15日リリース(ミノルフォン) この曲がヒットしたのは小学生だったと思う。 『ハチのムサシは死んだのさ』という耳にしたこともないような斬新な曲名に引きつけられた。 歌詞は…

『惜春賦』手風琴

【今日の一枚】『惜春賦』手風琴1982年11月21日リリース((VAPレコード) 「手風琴」というフォークグループを聞いたことがあるという人は少ないかもしれない。1980年結成以来,現在でも音楽活動をしているということだが,何しろ大ヒット曲がないのである。…