【今日の一枚】
『恋の季節』ピンキーとキラーズ
1968年7月20日リリース(キングレコード)
「ピンキーとキラーズ」のデビューシングルである。
当時,ピンキーこと今陽子は16歳であった。ジャケットの笑顔が初々しい。
『恋の季節』は,発売直後からヒットを記録し,総計270万枚を売り上げている。
「第10回日本レコード大賞新人賞」を始め,数々の新人賞を受賞し,第19回NHK紅白歌合戦では男女混成グループとして初の出場を果たしている。また1969年2月,同名映画が彼ら主演のもとに松竹にて製作された。
この曲が巷に流れたのは,小学生の頃だった。
まさに「一世を風靡した」という言葉がぴったりの大ヒットであった。子どもたちはこぞって,振り付けを真似ながらこの歌を歌っていた。
今思うと,小学生には少々不似合いな歌詞だが,この曲に関しては何故か,子どもたちが歌っていても大人たちには咎められなかった。
楽曲にあわせて歌の振り付けがヒットしたのは,もしかするとこの曲が最初だったのかも知れない。