酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『アンコ椿は恋の花』都はるみ

【今日の一枚】
アンコ椿は恋の花都はるみ
1964年10月5日リリース(日本コロムビア

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都はるみ」の3枚目のシングルである。
都はるみ」にとって初めてのヒット曲であり,ミリオンセラーとなった曲である。
この曲で「第6回日本レコード大賞」の新人賞を受賞した。

小学校に上がる前のヒット曲である。
この曲を初めて聴いたのは,小学生の時であった。

「はるみ節」と呼ばれる,うなり声のような力強いこぶし回しや,波打つような深いビブラートが独特で,音楽の授業で習った歌い方とは全く違った。

音楽の時間の唱歌で,こんな歌い方をしたら即座に叱られるだろうが,何故か歌詞が心に染みてくる。

こんな歌い方もありなのかと,小学生ながら度肝を抜かれたという思い出の一曲である。

単純なメロディーを,ここまで盛り上げる「歌唱力」ということについては,「都はるみ」の右に出る者はいない。
よく似た歌い方をする歌手はいるが,所詮「都はるみ」の二番煎じである。

レコードを直接買ったという記憶がないのだが,何故か手元には残っている。
おそらく,父か母が買っていたものが混ざったものだと思われる。

数ある「都はるみ」の曲の中でも,個人的にはこの曲が一番好きである。