【今日の一枚】
『時には母のない子のように』カルメン・マキ
1969年2月21日リリース(CBSソニー)
『時には母のない子のように』は,寺山修司が主宰する劇団「天井桟敷」に新人女優として入団したカルメン・マキのデビュー曲として企画され,CBSソニーからリリースされた楽曲である。
作詞は寺山修司自身が手掛け,寺山の秘書を務めていた田中未知が作曲を手掛けている。本曲で,カルメン・マキは1969年の第20回NHK紅白歌合戦にも出場を果たした。
この曲がヒットしたのは,小学生の頃だった。
抽象的な歌詞なので,小学生には「時には母のない子のように…」のフレーズのみが印象的で,何となく悲しい歌だなという理解しかできなかった。
すぐに覚えられる単純なメロディーと抽象的な歌詞が,年代を超えてヒットした理由の一つなのかも知れない。