【今日の一枚】
『バス通り』甲斐バンド
1974年11月4日リリース(東芝EMI)
甲斐バンドのデビューシングルである。
中学生の頃,この曲を聴いて,この曲に描かれた場面に憧れたものだ。
別れの歌であるということはさておいて…。
曲の冒頭の…。
鞄を下げて目の前に現われ おじぎをして微笑んだ時に
白い歯が眩しかったのを覚えてる
冷たい手に息を吹きかけ 寝ぼけ眼の僕を見て小声でわらった
枯葉が僕等の歌声を隠したバス通り
この部分に痺れていた中学生の自分を思い出す。
確かに…「白い歯が眩しかった」のだ。
そんな胸がキュンとするような思い出が蘇ってしまう。
今でも寒い時期になると聴きたくなる一曲である。
この時にはまだ,「甲斐バンド」が今のような偉大なバンドに成長するとは思ってもいなかった。