酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『別れのサンバ』長谷川きよし

【今日の一枚】
『別れのサンバ』長谷川きよし
1969年7月25日リリース(フィリップス・レコード)

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長谷川きよし」は,緑内障のため2歳半で失明した全盲のシンガーソングライターであり,『別れのサンバ』は,そのデビューシングルである。

中学生の頃,初めてこの曲を聴いて痺れた。
ギター演奏が超絶的なのである。

それまで,中学生の私の知る限りでのギターの上手いフォークシンガーは,「遠藤賢司」だと信じていた。しかし,この曲を聴いて私の中のその神話は見事に崩れた。
透明度の高い澄んだ歌声もそうだが,なんと言ってもギターテクニックは「神」である。

長谷川きよし」というシンガーソングライターを知って40年以上になるが,今だにその思いは変わっていない。