酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『夢芝居』梅沢富美男

【今日の一枚】
『夢芝居』梅沢富美男
1982年11月21日リリース(キングレコード

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梅沢富美男」が発表した1枚目のシングルである。
元々レコードを出すちもりは無かったが,当時は売れている役者は歌を出す風潮があったため,それを断るには無理難題を押し付けるしかないと考えた。

梅沢富美男」は,自身が好きな「小椋佳」が曲を提供してくれるならレコードを出すと提案したところ,丁度ディレクターが「小椋佳」が以前勤めていた第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)の後輩で,その縁を元に曲を依頼したらOKが出たので「梅沢富美男」曰く「歌う羽目になった」という面白い曰く付きの一曲である。

結果,累計50万枚を越す大ヒットとなり,「梅沢富美男」は1983年の「日本有線放送大賞新人賞」を受賞。また,同年の「第34回NHK紅白歌合戦」においても歌唱された。

大学生の頃のヒット曲である。
梅沢富美男」という俳優を知ったのは,この曲がきっかけだった。

なぜ,レコードが手元にあるのかという記憶はまったく残っていないが,「売れている曲」ということで購入したのだろうと思う。

現在では,「おちゃん」などと愛称で呼ばれ,バラエティー番組で活躍している「優しそうなおじさん」というイメージが定着しているが,レコードジャケットに映る若かりし頃の「梅沢富美男」は,今見ても「シブいお兄さん」という感じでカッコいいではないか。