酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『白いブランコ』ビリー・バンバン

【今日の一枚】
『白いブランコ』ビリー・バンバン
1969年(月・日不明)リリース(東芝音楽工業)

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兄弟デュオ「ビリー・バンバン」のデビューシングルである。
このデビューシングルが,20万枚を超える売上となり,一躍フォークシンガーの代表的存在として人気を得ることとなった。

小学生の頃のヒット曲である。
この曲を初めて聴いたのは,中学生になってからである。

ビリー・バンバン」というフォークグループを意識したのは,1972年に,日本テレビのドラマ「3丁目4番地」の主題歌である『さよならをするために』を聴いたことがきっかけである。

このレコードが約80万枚の大ヒットとなり,その年の「第23回NHK紅白歌合戦」にも出場したのを観て,「ビリー・バンバン」のデビュー曲が聴きたいと思ったのだ。

何となく,『バラが咲いた』や『この広い野原いっぱい』に代表される「カレッジフォーク」の雰囲気が色濃い曲で,こんな曲がよく20万枚も売れたんだと思ったのが正直な印象だった。

アンダーグラウンドな「メッセージフォーク」が主流になる前の明るくてシンプルな時代背景があったのだろう。
何はともあれ,フォークソング黎明期の名曲の一つに違いない。