酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『雪』猫

【今日の一枚】
『雪』猫
1972年8月21日リリース(東芝音楽工業)

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「猫」のセカンドシングルである。
「猫」は,早稲田大学のカレッジフォークグループ「ザ・リガニーズ」のメンバーだった「常富喜雄」,「内山修」と,「ジ・アマリーズ」のボーカルだった「田口清」によって結成されたフォークグループで,「よしだたくろう」のバックバンドを1年半務めた。

その関係から,「よしだたくろう」作詞・作曲による『雪』をリリースし,「猫」の代表曲のひとつとなっている。

中学生の頃のヒット曲である。
「猫」は,1972年にデビューし,1975年には解散しているから,実際の活動期間は短いのだが,この時期がちょうど私の中学時代にあたる。

どちらかと言えば,マイナーなフォークグループだったので,中学生で「猫」を聴いている友達はほとんどいなかったと思う。

「大ヒット」とまではいかなかったが,語りかけるような歌詞とボサノバ風のメロディーに特徴があり,一度聴くと印象に残る一曲である。
『地下鉄にのって』『各駅停車』とともに,フォーク史に残る一曲と言えるだろう。