酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『おきざりにした悲しみは』よしだたくろう

【今日の一枚】
『おきざりにした悲しみは』よしだたくろう
1972年12月21日リリース(CBSソニー

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よしだたくろう(現:吉田拓郎)」の6枚目のシングルである。
作曲は「よしだたくろう」自信だが,前作の大ヒット曲『旅の宿』に引き続き,作詞を「岡本おさみ」が担当している。

オリジナルアルバム未収録であり,1975年に発売された「よしだたくろう 1971?1975」をはじめ,「よしだたくろう ベスト・セレクション」や「吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE」などのベストアルバムに収録されている。

中学生の頃のヒット曲である。
『旅の宿』のときもそうだったが,「岡本おさみ」の歌詞と「よしだたくろう」の愛称は見事なものがある。

拓郎がギターの弾き語りでこれらの曲を歌うのを聴くと,うっとりしてしまうのは私だけではないだろう。

後にこのコンビで『落陽』という名曲が生まれることになるのだが,人間の生き方を切々と歌うこの頃の「よしだたくろう」が,もしかすると一番「よしだたくろう」らしかったのではないだろうか。

よしだたくろう」の代表曲であり,フォークソング史に残る名曲の一つであることに間違いない。