酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『たどりついたらいつも雨ふり』モップス

【今日の一枚】
たどりついたらいつも雨ふりモップス
1972年7月5日リリース(東芝音楽工業)

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モップス」の12枚目のシングルである。
よしだたくろう」がアマチュア時代に所属していたGSバンド「ダウンタウンズ」の曲で,「第2回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に出場した際に演奏した曲に新たに歌詞を付け直したものであると言われている。

作詞・作曲者の「よしだたくろう」は,1972年のアルバム「元気です。」と1997年のセルフカバーアルバム「みんな大好き」で,この曲をセルフカバーしている。

小学生の頃にリリースされた曲だが,この歌を最初に聴いたのは,「よしだたくろう」のアルバム「元気です。」のものだった。

よしだたくろう」の曲だと思っていたら,後に,「鈴木ヒロミツ」が率いるサイケデリック・ロックバンド「モップス」の曲だと分かった。

この頃の「よしだたくろう」の曲は,どの曲を取っても名曲と言えるものが多いように思う。アルバムで言えば,1stアルバム『青春の詩』,2ndアルバム『人間なんて』,3rdアルバム『元気です。』,4thアルバム『御伽草子』の頃にあたる。

5thアルバム『人生を語らず』のあたりからは,曲がマンネリ化してきたし,マスメディアにも登場するようになってからは,彼自身の神秘的イメージも失われたように思う。

その後も「よしだたくろう」の曲は聴き続けたが,もしかするとその絶頂期は,デビューからの数年間に集約されていたのかも知れない。