酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『いっぽんどっこの唄』水前寺清子

【今日の一枚】
『いっぽんどっこの唄』水前寺清子
1966年11月(日付不明)リリース(日本クラウン

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水前寺清子」の13枚目のシングルである。
累計売り上げは100万枚を記録するミリオンセラーとなり,「水前寺清子」の代表曲の一つにも数えられる名曲である。

発売された1966年の「第17回NHK紅白歌合戦」と,「水前寺清子」が紅組司会も務めた1973年の「第24回NHK紅白歌合戦」で歌唱されている。

小学生の頃のヒット曲である。
水前寺清子」を当時はニックネームで「チータ」と呼んでいた。

チータ」というニックネームは,小柄だった水前寺を作詞家の「星野哲郎」が,本名の「民子」から「ちいさなたみちゃん」と呼んだことに由来すると言われている。

語尾を,しゃくるように上げて歌うところが特徴で,よく真似をしたものである。その部分さえ真似れば,何となく「水前寺清子」の物真似ができるところが楽しかったのだと思う。

それにしても,老若男女を問わないヒット曲が時々出るが,この『いっぽんどっこの唄』もそのような曲の一つである。

曲の冒頭の「ぼろは着ててもこころの錦どんな花よりきれいだぜ」という部分が,高度経済成長が始まった頃の民衆の心を鷲掴みにしたのかも知れない。