酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『初恋の絵日記』ずうとるび

【今日の一枚】
『初恋の絵日記』ずうとるび
1975年9月5日リリース(エレックレコード)

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ずうとるび」の6枚目のシングルである。
この曲で「第26回NHK紅白歌合戦」に出場した。
現在は,お笑い番組笑点」で座布団を配る役割を担っているメンバーの一人「山田隆夫」は,今でも「大喜利」でネタにしている。

紅白では,曲の台詞の1部分を,「初出場でした。僕たちは白組で一生懸命やってきました。来年は是非、紅組で出場したいと思います。僕たちの名前はずうとるびです!」と発言している。

中学生の頃のヒット曲である。
演芸番組「笑点」の「ちびっ子大喜利」出演者で結成されたグループだったし,「ずうとるび」という名前が,「ビートルズ」を反対から読んだものだということで,ウケを狙ったコミックバンドだと思っていた。

3rdシングルの『みかん色の恋』がヒットして以来,そのイメージは払拭された。なかなかいい曲をリリースするのだ。

中でも,私が一番名曲だと思うのが,『初恋の絵日記』である。
「14歳の頃の記念すべき出会い」の時期とも重なって,この曲は、当時の私の心情と完璧にリンクしたのである。

ずうとるび」は,メンバーの「山田隆夫」が脱退した後1982年に解散してしまうのだが,今でもこの曲を聴くと当時の切ない思いが蘇ってくるようだ。