酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『ひと足遅れの春』とんぼちゃん

【今日の一枚】
『ひと足遅れの春』とんぼちゃん
1975年1月25日リリース(キャニオン)

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「とんぼちゃん」の2枚目のシングルである。
全国フォーク音楽祭にて『生活』で準優勝し,作曲賞も受賞した。

キャニオンレコードから『貝がらの秘密』でデビューした,男性二人のフォークグループである。後に,グループ名を「とんぼ」に改名した。

中学生の頃のヒット曲である。
ヒット曲と言っても大ヒットと言えるほどのものではなかった。デビュー曲の『貝がらの秘密』よりはヒットしたという,いわゆるスマッシュヒットであった。

この曲についての想い出は,大学生になってからの方が深い。

「冬の間君からの手紙が何故か来ないままで季節はめぐるよ」とか,「ひと足遅れの春の匂いがいつかこの街にも届いたけれど君との暮らしを失くした僕は凍るような風の中」の歌詞を聴くと,今でも震えが止まらなくなってしまう。

「とんぼちゃん」の代表曲の一つでもあり,私自身の「想い出の一曲」である。