酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『夕暮れ時はさびしそう』NSP

【今日の一枚】
『夕暮れ時はさびしそう』NSP
1974年7月10日リリース(キャニオンレコード)

f:id:yomoyamayomoyama:20200905070840j:plain

「NSP」の4枚目のシングルである。
オリコン11位の,総売上30万枚を超える大ヒットとなった。同年のアルバム「NSP III ひとやすみ」は,オリコン4位のヒットを記録した。フォーク史の中では「叙情派フォーク」を代表するグループとなっている。

中学生の時のヒット曲である。
文化祭の舞台演奏で,先輩たちのグループが,YAMAHAのフォークギターを抱えて,この曲を演奏しているのを聴いたのが初めてだったと記憶している。

歌詞には,まだ携帯電話もメールもなかった時代の若いカップルの様子が描かれており微笑ましい。

今なら,こんな歌詞の曲は絶対生まれないだろうと思う。

メロディーも「早口ことば」のようにテンポがよく,当時の若者たちに受け入れられたのだろうと思う。
昭和のフォークソング史に残る一曲として歌い継がれる名曲である。