酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

ハーモニカ

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小学生のころ,みんな「ハーモニカ」という楽器を持っていた。
小学生にとって一番身近な楽器だった。

穴の並んだ面を咥えて息を吹いたり吸ったりすると音が出るのだが,一つの穴に息を吹く場合と吸う場合とでは違う音が出るのだ。
隣の穴と重なると音が濁るので唇を窄めて正確に音をだす練習に明け暮れたものである。

音楽の時間にハーモニカのテストがあったし,発表会ではクラスでハーモニカの合奏などもした。
ハーモニカは子どもたちの生活になくてはならない楽器だった。
いつの頃からか,小学校で「ハーモニカ」といえば「鍵盤ハーモニカ」を指すようになった。

今の小学生は「ハーモニカ」を知らない。