酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

簡単!最速!【 中学生のための 時差の計算 】

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中学校の地理には,必ずおさえておきたい,いくつかの重要事項・重要語句があります。
そのひとつが,

時差の計算です。

中学校の地理的分野には,計算を必要とする単元が2つあります。
地形図時差です。
この2つについては,計算自体は簡単ですから一度習得してしまえば,まず間違えることはありません。
しかし,習得が不十分であれば,出題される度に間違えてしまうのです。
そのやり方をしっかり習得しておくことが重要となるのです。

習得しておくかおかないかでワンランク昇格かどうかが決まる言っても過言ではありません。
時差の計算は,よくわからないし難しいと思っていませんか?
心配はいりません。

時差の計算はとても簡単なのです。
理由は,これです。

※ 時差の計算は,3つの公式を使えるようになればできる

さあ,時差の計算に挑戦しましょう。

 

資料中の【 時差のしくみ 】を見て下さい

地球は1日に1周,角度でいうと360度回転します。

1日は24時間ですから,360度を24で割ると,地球は1時間で15度回転しているということがわかります。
経度が15度ちがう地点ごとに,時間にして1時間のずれ生じるのです。
これが,時差です。

日本の標準時は,兵庫県明石市を通る東経135度の経線で設定されています。この経線が,日本の標準時子午線となります。

世界各国が,自国の標準時子午線を設定していますが,(国土が東西に長い国には,数本の標準時子午線があります。)いずれも15度で割り切れる子午線を設定しています時差の計算は,必ず15で割り切れるのです

東にある地点ほど時間が過ぎています。一番東は,日付変更線です。時間は,日付変更線を先頭にして過ぎていくと考えてください。

日本は,日付変更線に近い国(時間の先頭の国)です。日本より時間が早い国で,中学校で扱われる国は,日本より日付変更線に近いニュージーランドくらいです。

 

資料中の【 時差の公式 】を見て下さい

時差の計算は,3つの公式を使えるようになればできるようになります。
①~③の公式を覚えましょう。

東経同士なら引く
西経同士なら引く
東経西経なら足す

これだけです。
の公式を使って【例題】に挑戦してみましょう。

 

資料中の【 例題 】を見て下さい

①の問題
標準時子午線が,
日本は経135度
ロンドンは経度0度
公式にあてはめて,引きます
135-0=135
15で割ります
135÷15=9
つまり,時差=9時間 
日本の方が東ですから,イギリスより時間が早いです。
→イギリスは日本より9時間前
3月15日午前4時


②の問題
標準時子午線が,
日本は東経135度
ダッカ東経45度
公式にあてはめて,引きます
135-45=90
15で割ります
90÷15=6
つまり,時差=6時間 
日本の方が東ですから,ダッカより時間が早いです。
ダッカは日本より6時間前
3月15日午前7時


③の問題
標準時子午線が,
日本は東経135度
ニューオーリンズ西経90度
公式にあてはめて,足します
135+90=225
15で割ります
225÷15=15
つまり,時差=15時間 
日本の方が東ですから,ニューオーリンズより時間が早いです。
ニューオーリンズは日本より15時間前
3月14日午後10時

※ 西経同士の場合は省略しましたが,問題①②と同じやり方です。
※ 東経東経数字の大きい国(都市)の方が
※ 西経西経→数字の小さい国(都市)の方が
※ 東経西経東経にある国(都市)の方が


どうですか?
簡単にできたでしょう?
あとは,練習あるのみです!一度できるようになれば,何度でもできます!
時差の計算は絶対に間違えない…という自信が持てるようになればOKです!