酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『大坂で生まれた女』 BORO

【今日の一枚】
『大坂で生まれた女』 BORO
1979年8月1日リリース(ポリドール)

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「BORO」の2枚目のシングルである。
ポップスでは「上田正樹」の『悲しい色やね』と並ぶ,大阪のご当地ソングの代表曲である。
オリコン調べで,累計17万9000枚を売り上げるヒット曲となった。

高校生の頃のヒット曲である。
オリジナルは18番まで歌詞がある34分の曲であるようだ。
シングル版では原曲の4番,6番と,16番の一部の歌詞を用いられた。

「大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん 大阪で生まれた女やさかい 東京へはようついていかん」もフレーズを聴くと,今でも胸が締め付けられる思いだ。

確かにそれまでニューミュージックのジャンルで,ここまで「大阪弁」で書かれた曲はなかったように思うし,これがまたいい雰囲気を出しているのだ。

面白がって,自分の県の方言に直したらどのような歌詞になるかと,歌詞を考えて歌ったりもしていたという記憶が残っている。

「BORO」と言えば,この曲しか思い出さないのが残念だが,ニューミュージック史に残る名曲の一つと言えるだろう。