酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『ボヘミアン』葛城ユキ

【今日の一枚】
ボヘミアン葛城ユキ
1983年5月21日リリース(ラジオシティレコード)

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葛城ユキ」がカバーし,ヒットした曲である。
この曲は,元々1982年9月21日にリリースされた「大友裕子」の楽曲である。
作詞は「チャゲ&飛鳥(現:CHAGE and ASKA)」の「飛鳥涼(現:ASKA)」が,作曲は「井上大輔」が担当している。

葛城ユキ」が,1983年4月21日発売のアルバム「RUNNER」でカバーした同曲をシングルカットし,6月放送開始のシリーズ水曜の女「赤い足音」(毎日放送制作・TBS系列)の主題歌に起用されたのを機に,総売上41万枚を記録する大ヒット曲となった。

大学生の頃のヒット曲である。
この2年前,1980年に「もんた&ブラザーズ」の『ダンシング・オールナイト』を聴いたときにも「もんたよしのり」のハスキーで潰れたような声に驚いたが,「葛城ユキ」の声もに同じように衝撃的だった。

またこの声がこの曲によく合っていた。
ダンシング・オールナイト』は,「もんたよしのり」の声で歌わないと雰囲気が出ないのと同じで,『ボヘミアン』は,「葛城ユキ」のこの声で歌わなければ別の歌になると言ってもいいと思った。

女性版の「もんたよしのり」の登場だと思いながら何度も繰り返しきいていたという思い出が残っている。