酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『別れの朝』ペドロ&カプリシャス

【今日の一枚】
『別れの朝』ペドロ&カプリシャス
1971年10月25日リリース(ワーナーパイオニア

f:id:yomoyamayomoyama:20210206071627j:plain

「ペドロ&カプリシャス」の,メジャーデビューシングルであり,代表曲のひとつである。
『Was Ich Dir Sagen Will』(直訳は「君に伝えたいこと」)という曲のカバーである。

「ペドロ&カプリシャス」の初代ボーカルだった「前野曜子」が歌唱している。
週間オリコンチャートではいきなり4週連続で1位を獲得し,シングル売り上げも55.7万枚を記録した。
「ペドロ&カプリシャス」としては最大のヒット曲である。

小学生の頃のヒット曲である。
この曲を初めて聴いたのは,中学生になってからだった。

一度聴いただけで痺れたと言う記憶が残っている。
初代ボーカル「前野曜子」の歌い声は少々はスキーで,現在のボーカルである「髙橋真梨子」のように透き通るような声ではないが,このハスキーさが素晴らしく曲にマッチしているのである。

また,何といっても日本語詞を担当した「なかにし礼」の訳が素晴らしい。
具体的で物語性もあり,実に曲のメロディーにマッチしているのである。

今聴いても,胸が締め付けられるような感動が蘇ってくる。
日本の歌謡史に残る名曲の一つに数えられると言えよう。