酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『アメリカ橋』狩人

【今日の一枚】
アメリカ橋』狩人
1979年2月25日リリース(ワーナーパイオニア

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アメリカ橋』は,1976年9月に発売された「湖東美歌」のシングルを,1979年2月に「狩人」が7枚目のシングルとしてリリースしたカバー曲である。
歌詞が「湖東美歌」のオリジナル版とは異なり,一部変更されている。

この曲を作詞した「奥山侊伸」によってもカバーされているが,『あずさ2号』の大ヒットもあり,狩人の『アメリカ橋』が一番売れたようである。

山川豊」によって大ヒットした『アメリカ橋』という同名の曲があるが,これは作詞を「山口洋子」が,作曲を「平尾昌晃」が担当し,「狩人」のものよりも一層「大人編」に趣をずらしたものとなっている。

大学生の頃のヒット曲である。
「がぐや姫」の『神田川』や『赤ちょうちん』に代表される,いわゆる「四畳半フォーク」の時代は過ぎていたし,ブームに乗って,布施明の『積み木の部屋』,野口五郎の『甘い生活』など,歌謡曲の世界でも「同棲」をテーマにした曲が続々とリリースされた時代も過去のこととなっていた。

初めてこの曲を聴いたとき,歌詞が,西島三重子の『池上線』の雰囲気に被ったことを記憶している。今でもこんなテーマの曲がヒットするんだと思った。

個人的には,歌詞の内容がとても印象深いものを感じる曲である。
後に,東京に行ったときには「目黒」と「恵比寿」の間にある「アメリカ橋」に行ってみたりもした。
今となっては良い思い出である。