酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『青春の坂道』岡田奈々

【今日の一枚】
『青春の坂道岡田奈々
1976年3月10日リリース(ポニーキャニオン

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岡田奈々」の4枚目のシングルである。
『青春の坂道』は,月刊誌「明星」(集英社)で歌詞を一般公募し,入選した「中司愛子」の歌詞を原案に松本隆が作詞したもので,作曲は「森田公一」が担当している。

岡田奈々」がこの曲で「夜のヒットスタジオ」に初出演したのは,リリースから2か月半が経過した,同年5月31日だった。
『青春の坂道』は,息の長いヒットとなった。

中学生の頃のヒット曲である。
この曲を初めて聴いたのは,テレビドラマ「俺たちの旅」にレギュラー出演していた「岡田奈々」が,彼女を主人公にした第22話「少女はせつなく恋を知るのです」(1976年3月7日放送)の劇中歌として使用された時だった。

ドラマのストーリーの後押しもあったのだと思うが,一度聴いただけで心に響く名曲が出たと思った。
もちろん翌日にはレコードを買いに走ったことを覚えている。

この曲がリリースされた3月10日は,中学校の卒業式の10日ほど前だったということもあり,歌詞の内容に当時の心情がリンクしたことも忘れられない。

今でも,この曲を聴くと卒業を控えたあの当時の心情が蘇ってくるようだ。
私にとって「思い出の一曲」として忘れられない曲の一つとなっている。