酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『哀愁のカサブランカ』郷ひろみ

【今日の一枚】
『哀愁のカサブランカ郷ひろみ
1982年7月17日リリース(CBSソニー

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郷ひろみ」の43枚目のシングルである。
この曲については以前,思い出を述べたのだが,その時には未確認だった「ジャケット違い」の『哀愁のカサブランカ』が出てきたので,再度掲載する。

原曲は,「バーティ・ヒギンズ」の『Casablanca(カサブランカ)』である。日本語歌詞は,「山川啓介」が担当している。

同年9月,同名のアルバムをリリースし,販売枚数17.9万枚でオリコンのアルバムチャートで初登場2位,年間売り上げ第2位を獲得している。

大学生の頃のヒット曲である。
「21才の時の記念すべき別離」の次の年のリリースであり,歌詞が当時の心情とも絶妙にリンクしていたので,レコードの溝が擦りきれるくらい繰り返し聴いた。

今でもこの曲を聴くと当時の,絶望的に切なくて,遣る瀬ない心情が思い出されて胸が痛む。この曲がリリースされてすでに四十年近くになるのだが,聴く度にこれほど胸を締め付ける曲は他にはない。

カラオケでもよく歌ったが,その度に切ない思いが蘇ってくるのである。
個人的には究極の一曲であるといっても過言ではない名曲中の名曲であると言える。