酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『青春時代』森田公一とトップギャラン

【今日の一枚】
『青春時代』森田公一とトップギャラン
1976年8月21日リリース(CBSソニー

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森田公一とトップギャラン」の7枚目のシングルであり,グループの代表曲でもある。
作詞を「阿久悠」が,作曲を「トップギャラン」のリーダーでもある「森田公一」が担当している。

発売から半年経過でミリオンセラーを記録する大ヒット曲となった。
また,この曲で翌1977年の「第28回NHK紅白歌合戦」に出場している。

高校生の頃のヒット曲である。
ピアノを弾きながら歌う「森田公一」の歌唱スタイルは斬新だったが,歌詞が何となく「大学卒業」を思わせるところがあり,高校生の私には今ひとつピンとこなかった。

この曲が心に染みる一曲となったのは,やはり自分自身の大学卒業の頃だったと思う。

つまりは,この曲の内容を本当に理解するまでに,初めて聴いてから5,6年の年月を必要としたわけである。

青春時代の心情を巧みに綴った歌詞が,大学を卒業する当時の私の心情とリンクして,印象深く記憶に残る一曲となっている。

「卒業」をテーマにした楽曲の中に,燦然と輝く名曲として歌い継がれていくべき一曲であると思う。