酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『卒業』沢田聖子

【今日の一枚】
『卒業』沢田聖子
1982年1月25日リリース(クラウンレコード

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沢田聖子」の7枚目のシングルである。
『卒業』は、作詞を「三浦徳子」が,作曲を「加藤和彦」が担当している。
沢田聖子」のシングル曲の中で最高のヒット曲となった。
オリコンチャートの最高ランキングでも50位を記録している。

大学卒業の年の1月にリリースされた曲である。
卒業をテーマにした曲で,「沢田聖子」の『卒業』を知る人は少ないのではないだろうか。
この曲が実に良いのである。

歌詞の内容から見ると,「卒業」という言葉が,いわゆる「学業の卒業」のみならず,いろいろな意味での「卒業」を,おそらくは「青春からの卒業」を示唆しているところが何とも言えないくらい心に響いてくる。

「卒業」とは,いわゆる「学業からの卒業」を意味するのだが,それは確かに人生の一つの分岐点としての「卒業」を意味しているのだろうと思う。

この曲を聴く度に,今でも大学卒業の頃の様々な思いが蘇ってきて胸が締め付けられてしまう。

沢田聖子」の『卒業』は,大ヒットさえしなかったが,隠れた名曲と言うべき一曲であると思っている。