【今日の一枚】
『サボテンの花』チューリップ
1975年2月5日リリース(東芝EMI)
「チューリップ」の通算8枚目のシングルである。
フジテレビ系ドラマ「ひとつ屋根の下」の主題歌となったことでも知られている。
中学生の頃のヒット曲である。
歌詞からは,「恋人に去られてしまっても,春が来たら自分も再生し,自分も再び歩き出すのだ」という決意のようなものが伺えるし,曲の最後を「ラララ…」という形にしたことで,失恋の曲の中にあっても希望を感じることができる。
物語の設定自体は,中学生にとっては少々大人びたものである。しかし,その心情は,当時の自分自身のものとリンクした。
今でもこの曲を聴くと,当時の切ない心情が思い出されるのである。