酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『天までとどけ』さだまさし

【今日の一枚】
天までとどけさだまさし
1979年1月1日リリース(フリーフライトレコード)

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さだまさし」の13枚目のシングルである。
1978年10月に,個人レーベル「フリーフライト」を設立後,初のシングルとなった。
フジテレビのドラマ「時よ燃えて!」の主題歌にも採用されている。

大学生の頃のヒット曲である。
「20歳の時の記念すべき再会」の少し前にリリースされた曲であり感慨深い。

「出逢いはいつでも偶然の風の中きらめく君 僕の前に ゆるやかに立ち止まる」
「懐かしい風景に 再びめぐり逢えた そんな気がする 君の胸に はるかな故郷の風」
あの頃私は本気でそんなことを考えていた。

思えば,「14歳の時の記念すべき出会い」から「20歳の時の記念すべき再会」に至るまでには語り尽くせない紆余曲折があった。

「21歳の時の記念すべき別れ」に至るまでの,短くてはかない青春の絶頂期だったのだと思う。

今でも,この曲を聴くと,当時の思いが鮮明に蘇ってきて,胸が締め付けられるようだ。

あれから40年近くの歳月が経過した。
今ではこの曲を知る人も少なくなった。

それでも再びあの頃に戻ることができたなら…。
おそらくまた同じことを考えているだろう…。