酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『案山子』さだまさし

【今日の一枚】
『案山子』さだまさし
1977年11月25日リリース(ワーナーパイオニア

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さだまさし」の,ソロ4枚目のシングルである。
『雨やどり』『道化師のソネット』『親父の一番長い日』『関白宣言』などと共に,「さだまさし」の代表作の一つとされている。

翌年にリリースされたオリジナルアルバム「私花集」のほか,「さだまさしベスト」などのベストアルバムに収録されている。

高校生の頃のヒット曲である。
都会で一人暮らしをする息子(娘)を雪の中にぽつんと立つ案山子になぞらえ,故郷にいる父親が,それを気遣うメッセージを送った歌であると思いながら聴いていたのだが,実は「兄」が「弟(妹)」を思う曲であるという説を聞いたときに,なるほどそいう取り方もあるのか思った。

何はともあれ,大学受験を控えた当時の私にとって,近い未来にわが身に訪れるであろう風景を思い描きながら繰り返し聞いていたという記憶がある。
とても印象に残る一曲である。