酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『人間の証明のテーマ』ジョー山中

【今日の一枚】
人間の証明のテーマ』ジョー山中
1977年8月10日リリース(ワーナーパイオニア

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ジョー山中」のデビューシングルである。
配給収入22億5000万円を記録した1977年公開の角川映画第2作「人間の証明」のテーマ曲としてリリースされもので,オリコン2位,ミリオンセラーという「ジョー中山」最大のヒット曲となった。

映画「人間の証明」は,高校生の頃のヒット映画で,角川春樹事務所製作の第2弾である。原作は推理小説作家「森村誠一」である。

映画公開時に用いられた有名な台詞「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」は,「西條八十」の詩がオリジナルであり,劇中でも語られている。

ちなみに第1弾は,1976年に推理作家「横溝正史」の探偵小説を映画化した『犬神家の一族』で,探偵「金田一耕助」役に「石坂浩二」をキャスティングした名作である。

角川春樹」時代の角川映画は,1978年の「野性の証明」,1979年の「戦国自衛隊」,1980年の「復活の日」,1981年の「セーラー服と機関銃」,1983年の「探偵物語」と「時をかける少女」の2本立てと,映画史上に残る名作を毎年のように公開した。

ちょうど,高校生の頃から大学時代にかけて時期だったのでの,これらの映画はすべて映画館まで観に行った。

最近の日本映画で,日本中を巻き込んでヒットしたという映画は「アニメ映画」が中心となってしまった。

映画の制作費をケチっているのか,映画離れが進んでいるのかは分からないが,時代が変わってきたということに違いない。