酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『翳りゆく部屋』荒井由美

【今日の一枚】
『翳りゆく部屋』荒井由美
1976年3月5日リリース(東芝EMI

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荒井由美」の7枚目のシングルであり,「荒井由実」時代のラストシングルでもある。

ユーミン」が14歳の時(1968年)に作ったとされる『マホガニーの部屋』という曲が原型となっていると言われている。

東京目白にある「東京カテドラル教会」のパイプオルガンを使ってレコーディングされ,プロモーションビデオも同教会で撮影された。

中学卒業の頃のヒット曲である。
当時はまだ「フォークソング」にどっぷりとつかっていた私だったが,「荒井由美」から,現在の「松任谷由実」に変わる頃の「ユーミン」の曲は,しっとりとしていてとても好きだった。

まだまだ日本中に「フォークソング」が幅をきかせていた頃で,後に「ニューミュージック」と呼ばれるジャンルの曲がそろそろ出始めて頃だった。

この頃の「ユーミン」は,その先駆けだったと言えるのだろう。

60万枚超の売り上げを記録した6枚目のシングル『あの日に帰りたい』とともに「ユーミン」黎明期の名曲であり,代表曲と言えるだろう。