学生時代の娯楽といえば,「麻雀」か「パチンコ」だった。
今のように,パソコンもゲーム機もなかった時代である。
とりわけ,麻雀は,パチンコより勝率がよかったということもあって,暇さえあれば四人の仲間を集めて,大学近くの雀荘へ入り浸ったものだ。
当時はまだ,全自動の雀卓の出始めの頃で,学生街の雀荘には,「手積み」の卓しかなかった。
「点1」から「点5」くらいまでのささやかな麻雀だったが,明日の生活が賭かっていた。
常勝を目指して,麻雀の戦術書を読み漁った。
当時の私のバイブル,
『麻雀の推理(Aクラス麻雀)』『巨泉の麻雀』『畑正憲の精密麻雀』である。
この3冊は,今でも大切に保管している。
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