【今日の一枚】
『セーラー服と機関銃』薬師丸ひろ子
1981年11月21日リリース(キティ・レコード)
「薬師丸ひろ子」のデビュー曲であり,彼女の主演映画『セーラー服と機関銃』の主題歌でもある。
もともと,作曲者の「来生たかお」が歌うと決まっていた。
曲名も『夢の途中』となっていたものを,監督の「相米慎二」が,「薬師丸ひろ子」に歌わせると主張したことで,「来生たかお」の『夢の途中』と「薬師丸ひろ子」の『セーラー服と機関銃』は,ほぼ同時期にリリースされ,ともにロングヒットしたのである。
両シングルを合わせた累計売上は,200万枚に達したと言われている。
大学生の頃のヒット曲である。
『セーラー服と機関銃』,『夢の途中』の両曲を聴いたときの感想は,当初,「薬師丸ひろ子」の歌う曲に惹かれた。
声が素朴で,歌詞の内容にもマッチしているような気がしたのだ。
しかし,何度も聞いているうちに,「来生たかお」の曲の方が趣があると思うようになってきた。やはり,歌詞が男性の立場からのものだったので,当時の心情にもリンクした雰囲気的を感じたのだと思う。
時々カラオケで歌うことがあるが,何となく「来生たかお」の方をイメージしながら歌っているようだ。