酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『道化師のソネット』さだまさし

【今日の一枚】
道化師のソネットさだまさし
1980年2月25日リリース(フリーフライトレコード)

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 「さだまさし」の17枚目のシングルである。
さだまさし」自身が主演・音楽監督を務めた映画「翔べイカロスの翼」の主題歌にもなった。また,2008年4月からの「ゆうちょ」のCMソングとしても用いられている。

「21歳の時の記念すべき別離」の1年前のヒット曲である。

同年1月に封切られた映画「翔べイカロスの翼」の主題歌として書き下ろされたこの曲は,愛する人への究極の「思いやり」と献身的な「想い」を歌い上げた「さだまさし」の名曲の一つと言えるのではないだろうか。

「笑ってよ君のために…笑ってよ僕のために…」
あの頃私は本気でそんなことを考えていた。
思えば「14歳の時の記念すべき出会い」から「21歳の時の記念すべき別離」に至るまでの最後の盛り上がりの頃だった。

あれから40年近くの歳月が経過した。今ではこの曲を知る人も少なくなった。
それでも再びあの頃に戻ることができたなら,おそらくまた同じことを考えているだろう…。

君のその小さな手には持ちきれない程の哀しみを…せめて笑顔が救うのなら…僕は道化師になれるよ
君のその小さな腕に支えきれない程の哀しみを…せめて笑顔が救うのなら…僕は道化師になろう