酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『岩尾別旅情』さとう宗幸

【今日の一枚】
『岩尾別旅情』さとう宗幸
1978年11月21日リリース(キングレコード

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さとう宗幸」の2枚目のシングルである。
1970年代,北海道,特に知床半島を旅する若者にとって「岩尾別ユースホステル」は旅人に対する熱烈なもてなしの気持ちとサービスで格別の存在であった。

さとう宗幸は」その頃の「岩尾別」を象徴する人物であった。
その当時作った歌が『岩尾別旅情』で,作詞・作曲を「さとう宗幸」自身が手がけている。

高校生の頃のヒット曲である。
110万枚を売り上げる大ヒット曲となった『青葉城恋歌』よりも,「ご当地ソング」としては,個人的にはこの『岩尾別旅情』の方が好きである。

北海道の地名が雰囲気を出しているのだろうか,それとも流れるようなメロディーに惹かれるのだろうか。北海道とは全く縁もゆかりもないのだが,何となく郷愁に浸ったような気持ちになってしまうのである。

まるで昔から歌われていた「愛唱歌」を思わせるようなこの曲は,高校生の私の印象に深く残るものとなった。

今でも時々,ふとこの曲を口遊んであることがある。