昭和33年創業の老舗ラーメン店である。
初代店主が鶏肉専門の精肉店を営む隣で,奥方が中華そば店を開店したのが始まりとのことである。
子どもの頃,笠岡駅の商店街に「笠岡ラーメン」の元祖ともいわれる「斎藤」があった。
祖母方の曾祖父母の家を訪ねると,時々この「斎藤」にラーメンを食べに連れて行ってくれた。
閉店して久しい店である。
その頃笠岡で食べるラーメンは,「醤油の色が濃いラーメンだなあ」と思っていたという記憶がある。
「斎藤」と同時期の創業「中華そば坂本」は,現存する最古の「笠岡ラーメン」の店である。
「笠岡ラーメン」黎明期の味を求めて,県内外から多くのファンが集まっている。
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