鶏ガラスープに薄めの醤油味のついた黄金色のスープが特徴のラーメンである。
「笠岡ラーメン」のジャンルに入れたのは,スープの味よりも具材からである。
スープは普通(マズいと言うことではない)の「醤油味」なのだが,笠岡ラーメンの特徴とも言える「鶏チャーシュー」の薄切りが乗せられているのだ。
「鶏チャーシュー」が乗せられている以上,「笠岡ラーメン」を主張しているとしか言いようがない。
しかしこの店が他の笠岡ラーメン店と一線を画するのは,「鶏チャーシュー」と一緒にさらに「豚チャーシュー」も乗せられている点である。
後にも先にも,このようなマッチングのラーメンを見たことがない。
他のお客さんが言った「この店は美味しいと聞いて訪ねました。」という一言への主人の返事が…。
「それぞれ好みがあるからなぁ…。」と,実に謙虚なのには感心した。
確かに好みはあると思うが,店主のさりげない工夫を感じる店である。
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