酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『B面:てんびんばかり』河島英五

【今日の一枚】
『B面:てんびんばかり』河島英五
1976年6月25日リリース(京都レコード)

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大阪府立花園高等学校を卒業後「ホモ・サピエンス」というグループで活動していた「河島英五」が,ソロ・シングルとしてリリースした最初のEPである。

A面は『酒と泪と男と女』であるが,当時高校生だった私の記憶に,鮮明に残っているのはB面の『てんびんばかり』の方である。飲酒年齢に達していなかったということも影響していたのかも知れない。

こういう歌詞の歌を聴いたのは初めてだった。
当時の「フォークソング」にはない類いの歌詞のように思った。

今にして思えば,言葉遊びのようにも思えるが,高校生の私にとって,この歌詞は実に新鮮そのものだった。確かにその通りだと思ったのである。

60年代から70年代にかけての,「岡林信康」や「高石ともや」にはなかった世界観だと感じた。

今でもこの曲を聴くと,当時の感動が鮮明に蘇ってくる。