酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『朝刊』グレープ

【今日の一枚】
『朝刊』グレープ
1975年8月25日リリース(ワーナーパイオニア

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「グレープ」の4枚目のシングルである。
2枚目のシングル『精霊流し』の大ヒット以来,『追伸』,『ほおずき』,とスマッシュヒットが続いていた。

6枚目のシングルとして,ほのぼのとした雰囲気の曲を持ってきたのだろうが,なかなか大ヒットとまではいかなかった。

中学生の頃の曲である。
1975年に新監督「長嶋茂雄」の率いる巨人軍(読売ジャイアンツ)の成績が,春先から低迷していたことを受けて,歌詞の中で「また巨人が負けた」と言ったことを,後に「さだまさし」自身は後悔したと言われている。

また,歌詞の中で「高田繁」選手の背番号について触れているあたりが年代を感じさせる。おそらく今の若い人たちには「高田繁」選手の背番号を知る人は殆どいないのではないかと思う。

ソロとしてデビューしてから,このような路線の曲が登場するのだが,「グレープ」の頃からこういった曲があることが興味深い。