酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『ノブはボクサー』瀬戸口修

【今日の一枚】
『ノブはボクサー』瀬戸口修
1976年4月(日付不明)リリース(コロムビア

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「瀬戸口修」のデビューシングルである。
横浜市出身の「瀬戸口修」は,『ノブはボクサー』でデビュー以来40年以上が経過するが,今だに地道な音楽活動を続けている「知る人ぞ知る」フォークシンガーである。

高校生の頃の一曲である。
ある日の夜,聴くとはなしに流していたラジオから,えらくシブい歌が流れてきて聴き入ってしまった。

この歌は,とっても人間味に溢れていて,その頃の私の心に響き,この曲を聴くことでその頃の自分自身が励まされたような気がした。

人生を,「孤独と闘うボクサー」と照らし合わせ,軽快なリズムで歌い上げた一曲で,ノブだけではなく,誰もが皆「孤独なボクサーなんだ」と痛感させられてしまうほどの説得力がある。

翌日,レコード店に走り,レコードを手に入れたという記憶が残っている。

大ヒットはしなかったし,『ノブはボクサー』と聞いても知らない人の方が多いだろう。

私の青春の一ページに燦然と輝く一曲である。