酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『私の彼は左きき』麻丘めぐみ

【今日の一枚】
『私の彼は左きき麻丘めぐみ
1973年7月5日リリース(ビクター音楽産業

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南沙織」,「天地真理」,「小柳ルミ子」ら三人娘(三代目・三人娘)とともに 「元祖女性アイドル"」と言われている「麻丘めぐみ」の5枚目のシングルである。

麻丘めぐみ」自身,オリコンチャートで唯一の1位獲得曲であり,売上枚数は総計50万枚を記録している。また,「麻丘めぐみ」の代表曲として広く知られている。
この曲で『第24回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。

中学生の頃のヒット曲である。
曲中の「左きき…」の歌詞に合わせて,顔の高さに掲げた左の手のひらと甲を交互に見せる振り付けが特徴の一曲で,女子たちが真似をしていたのを覚えている。

この曲がリリースされた当時は,左利きに対する差別意識が若干残っていたこともあり,左利きは,子どものうちに親によって右利きに矯正されていたように思う。
実際に左手で鉛筆を持ったり,ボールを投げたりする同級生は少なかった。

この曲のヒットがきっかけで,左利き用品が多数販売され,左利きが市民権を得たとも言われている。

実は当時,私も秘密裏に「左利き変更計画」と称して「左利き」を練習したのだが,もちろん長続きはしなかった。

今聴いても,当時のいろいろな思い出やエピソードが蘇ってくる一曲として印象に残っている。