【今日の一枚】
『演歌チャンチャカチャン』平野雅昭
1977年11月25日リリース(テイチクレコード)
東京・六本木のバー「酒泥坊」でマスターをしていた平野雅昭のデビューシングルである。
平野雅昭は,自分の店でこれらの曲を披露していたが,客として来店していた「ディック・ミネ」に見出され,レコード発売されたという曰く付きの曲である。
総計80万枚の大ヒットを記録した。
高校生の頃のヒット曲である。
言ってみれば,どんな曲でも「チャーンカラチャチャチャ」で繋いでしまえば一曲となるという不思議な歌である。
後述のつなぎフレーズを歌う際,右手を斜め上にかざして顔もそちらに向けるのがお約束で,よく真似をしたものだ。
日本の歌謡曲史に残る名曲とまでは言わないが,当時は時々このような面白い発想の歌が流行っていたように思う。