【今日の一枚】
『ケメ子の歌』ザ・ダーツ
1968年2月1日リリース(日本コロムビア)
「ザ・ダーツ」,「ザ・ジャイアンツ」のいずれもデビューシングルとして競作でシングル盤が発売された。
「ザ・ダーツ」盤の累計売上は,60万枚を記録している。
当初から「本命盤」と表示して売り出した「ザ・ジャイアンツ」盤に対し,「ザ・ダーツ」盤は後になってジャケットに「オリジナル盤」と表示している。
よく見れば,手持ちのレコードには「オリジナル盤」の表記がないので,もしかしたら稀少品かも知れない。
小学生の頃のヒット曲である。
この前年,「ザ・フォーク・クルセダーズ」が『帰ってきたヨッパライ』をリリースし,小学生だった私もそのレコードを手に入れている。
『帰ってきたヨッパライ』は,生まれて初めて買ってもらった「ソノシート」ではないレコードだったのだが,おそらく『ケメ子の歌』もそのノリで親にねだったのだと思う。
小学校の頃に口遊んできたという記憶は残っているのだ。
今思えば,よくもこんな曲が60万枚も売れたのだと感心してしまうのは,私だけではないだろう。