酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『瀬戸の花嫁』小柳ルミ子

【今日の一枚】
瀬戸の花嫁小柳ルミ子
1972年4月10日リリース(ワーナーパイオニア

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小柳ルミ子」の4枚目のシングルである。
小柳ルミ子」としては,『わたしの城下町』に次ぐヒットとなり,2作目の週間オリコンチャート首位を獲得した曲となった。

中学生の頃のヒット曲である。
若い花嫁が,瀬戸内海の小島へ嫁ぐ様子・心情と,新生活への決意が歌われている。

曲の舞台が香川県小豆郡土庄町沖之島であるとする説もあるが,モデルとなった具体的な島はないということである。

ちょうど,私の故郷が「瀬戸内地方」だったこともあって,とても身近な曲に感じた。
今でもこの曲を聴くと,瀬戸内海の美しい島々が目に浮かんでくるようだ。

今では,小舟に乗って,島から島へと嫁いでいくという風景は見られないが,昭和以前の瀬戸内の風景を描写した名曲と言えよう。
昭和の歌謡史と,人々の印象に残る一曲であることに間違いない。