酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『どうにかなるさ』かまやつひろし

【今日の一枚】
『どうにかなるさ』かまやつひろし
1970年4月5日リリース(フィリップスレコード)

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「スパイダーズ」解散後,「かまやつひろし」のソロデビューシングルである。
オリコン50位を記録するヒット曲となった。

『どうにかなるさ』は,作曲が「かまやつひろし」となっているのだが,自らのルーツ音楽でもあるカントリー・ミュージックの大御所「ハンク・ウィリアムズ」の『淋しき汽笛』"(I Heard That) Lonesome Whistle"(1951年)にインスパイアされた作品だと言われている。

確かに,そのメロディーは『淋しき汽笛』"(I Heard That) Lonesome Whistle"(1951年)に極似しているのである。

小学生の頃のヒット曲であるが,真剣に聴いたのは,中学生になってからである。
『どうにかなるさ』という曲には,1970年代に主流だった「岡林信康」や「高石ともや」の「メッセージフォーク」にはない「素朴さ」と「寂しさ」を感じることができると思いながら聴いていたという記憶が残っている。

その後,「かまやつひろし」は,いろいろなジャンルの曲をリリースするが,個人的にはソロデビュー曲の『どうにかなるさ』に一番心が惹かれる。

この十数年後に『我が良き友よ』をリリースすることになるが,私の手元にある「かまやつひろし」のレコードは,この2枚だけである。