酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

駄菓子屋

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学校が終わると子どもたちは,毎日貰う10円の小遣いを握って町の駄菓子屋へと走った時代があった。

今のように,ショッピングセンターやゲームセンターなどなかった時代である。
まして,デジタル系のゲーム機で遊ぶ時代が来るということなど想像だにしなかった。
子供たちにとって近所の駄菓子屋は宝の山だったのである。

1回5円で引くことができる「くじ」があってそれにハマっていた。
10円で2回引くことができるのだ。
「当たり」が出ても出なくても,毎日わくわくしながら1等の景品を手に入れようと通い続けたものだ。

子供たちでさえ一攫千金を夢見た時代…。
日本の隅々にまで「高度経済成長」が兆していたのだろう。