酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『あの日にかえりたい』荒井由実

【今日の一枚】
『あの日にかえりたい』荒井由実
1975年10月15日リリース(東芝EMI

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1970年代から80年代にかけて,「フォーク」から「ニューミュージック」へと曲のジャンルが移り変わる中で,多くのシンガーソングライターが登場し,そして消えていった。

どの世界にも,「天才」と呼ばれる才能の持ち主がいる。
荒井由実は,そのような「天才」の一人だと思う。

泣きながらちぎった写真を てのひらにつなげてみるの…

曲の出だしに,この歌詞を持ってくることができるのは「天才」の証に相違ないと思う。
この最初のワンフレーズで,聴く者のハートは鷲掴みにされるのだ。
私もその中の一人だった。

この曲がリリースされたのは1975年である。
同年6月に『卒業写真』がリリースされているから,この時期が荒井由実の黎明期だったのだろう。
懐かしい一曲である。