酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『夢想花』円広志

【今日の一枚】
夢想花円広志
1978年11月21日リリース(キャニオンレコード)

f:id:yomoyamayomoyama:20201201064311j:plain

円広志」のデビューシングルである。
1978年11月に行われた「第9回世界歌謡祭」でグランプリを獲得した。
予想に反してログヒットを記録し,約80万枚を売り上げた。

高校生の頃のヒット曲である。
同じ語句をこれだけ何度も繰り返している歌詞の曲が今までにあっただろうか。
「飛んで飛んで…」というサビを指折り数えながら歌っていたという記憶が残っている。

サビの「飛んで飛んで…」を,ポリリズム的に9回連呼する特徴的な歌詞のフレーズは,息切れしたのがちょうど9回目だったのでそこで切ったという本人の言がある。

このインパクトは,あの大作詞家「阿久悠」をして「やられた!その手があったか!」と言わしめたと言われている。

残念なことに本作以降はヒット曲に恵まれず,いわゆる「一発屋」の感が否めないが,この曲については,昭和の名曲の一つと言っても過言ではないだろう。