【今日の一枚】
『愛のメモリー』松崎しげる
1977年8月10日リリース(ビクターレコード)
「松崎しげる」の14枚目のシングルである。
1977年、三浦友和と山口百恵の共演するコマーシャルに流れたことで注目を集め,リリースすると瞬く間にヒットを記録した。
同年暮れの『第28回NHK紅白歌合戦』に初出場も果たしたている。
1978年春の第50回選抜高校野球大会の行進曲にも起用された。
高校生の頃のヒット曲である。
当時は,フォークソングからの流れで,口先だけで「呟くように歌う」という歌い方がまだ少なくなかった中,「松崎しげる」は違った。
この曲を初めて聴いたとき,「松崎しげる」の力強い歌声と,その声量に圧倒されてしまったという記憶が残っている。
「尾崎紀世彦」の『また逢う日まで』を聴いたときがそうだったし,子門真人の『およげ!たいやきくん』を聴いたときがそうだった。
印象には残る一曲であったが,残念ながら「松崎しげる」の曲で思い出すのはこの一曲だけである。